『神無月だよかみちゅ!出雲→尾道紀行』3/4
2006.10.23

最終日です。朝6:00です。目覚めはそこそこですが、窓を開けると天気予報通りやっぱり雨。TVを点けても天気予報は夕方まで雨マークです。夕方くらいまで降水確率が60%なんて空と共に心も曇よりです。とはいえ傘を差せば散策は可能な程度なので朝食前に雨具の調達も兼ねて朝の散歩と洒落込みます。



まずは土砂崩れ防止のコンクリート壁上から見た福本渡船です。対岸から見たときに白壁が見つからないなぁと思ってはいましたがすっかり蔦で緑の壁になっていました。それどころか一番上へは蔦が生い茂り上れない状態です。なので少々高さやら角度やらが違いますが高台からの福本渡船はこんな感じです。
【第01話「青春のいじわる」】

向かうはキャットファイトの舞台となった造船場です。向島から回るには遠いので一度福本渡船で本州へ渡り、ついでにコンビニで雨具を調達します。今日は自転車での移動を予定しているのでレインコートも買っておきました。さて、本来であればしまなみフェリーを使えば直ぐだったのですが、昨日見た通り運休中なので多少遠回りですが尾道渡船を使います。

折角なので大和さんを見た岸壁へ寄り道します。そうしたら前回満潮で海の底だった部分が見えているではありませんか。流石に大和さんの所に旅立つ時の砂浜までは見えませんでしたがここまで見えれば十分です。早起きは三文の得とはよく言ったものです。
大和さんへ旅立つ所
【第09話「時の河を越えて」】

大和さんと通信
【第09話「時の河を越えて」】

猫が行進している「ろ」
【第08話「野生時代」】

そのまま兼吉の丘へ登ってしまいたい衝動を抑えて造船場を目指します。ここから、目指す造船場へ行くには川の対岸へ渡らなければならないのですが、ほんの十数メートル先の対岸へ行くには、橋まで大回りしなければならず歩くと相当距離があります。 川の対岸へ着くと運休しているしまなみフェリーです。ここが機能していれば直ぐだったのですが、その場合、干潮時の岸壁を見れなかったでしょうから結果的には良かったと言えるでしょう。

そのまま海沿いに歩いて行くと見えてくるのがこれです。丁度作業が始まるところで、作業の人が居たのであまり見れませんでしたし、中にカメラを向けることも難しかったのでここがそうなのかなぁという気もしますが、とりあえずクレーンはこれで合ってそうです。
【第08話「野生時代」】

入り口付近も撮ってみました。雰囲気はそんな感じですがここだという感触は無い感じです。
【第08話「野生時代」】

この時点で8:00。急いで宿へ戻ります。 この頃には雨も止み、降っても小雨程度で時より晴れ間すら感じられるようになりました。 朝食を済ませてチェックアウトです。その際に宿のおばちゃんから情報収集です。今日最大の難関である「蛇行した道」について聞いてみました。しかし収穫は無し。そのまま20分ほど世間話に付き合う羽目になってしまいました(^^;

とりあえず前回の反省を踏まえてまずは駅のコインロッカーに荷物を預けに行きます。そしてうウォーターフロント付近にあるレンタサイクルへ。電動アシスト付の自転車を借りようと思っていたのですが、何故か管理人のおじさんに止めた方がいいと言われ、言われるままに三段変速付のママチャリを借りいざ出発です。この頃には雨はすっかり上がり自転車での移動も快適です。

まず向かうは三笠屋のある商店街を探しに海岸通を疾走し、薬師堂通りから長江通りへ向かいます。見逃さないように長江通りをゆっくりと北上していき、そろそろ不安になり掛けた頃に左手に三笠屋を発見。もし歩きだったら戻る事を考えてしまい、ここまで来ないで引き返してしまった事でしょう。
【第03話「そんなつもりじゃなかったのに」】

ついでに直ぐ近くに郵便局があったので用事を済ませ、郵便局から出ると正面に魅力的な階段が目に入りました。これは上ってみるしかありません。しばし上って行くと「あった!」と、つい声を漏らしてしまった程です。16話で健児とゆりえが自転車の二人乗りで駆け下りた坂道です。 ここは是非とも見たいと思っていた反面見つからないだろうなとも思っていた場所なので嬉しさも一入です。
【第16話「ほらね、春が来た」】

同じシーンでおじさんに笑われた階段です。手前に電信柱が写ってないのは電信柱を入れるとどうしても同じ角度で撮れなかったからです。
【第16話「ほらね、春が来た」】

そしてこの道をもう少し進むと昨日、御袖天満宮周辺を散策した時に引き返した道に出ました。昨日あと数十メートル進んでいれば見つけられたかもしれません。
この位置関係を考えると健二が辿った道順通りに御袖天満宮からこの坂を通り、長江通りに出て三笠屋の商店街を取材したのではないかと推測できます。

このまま絵馬を奉納する為に御袖天満宮へ向かいます。昨日は見つけることができなかった呼び鈴が劇中では社務所になっているあたりで呆気なく見つかります。昨日の苦労は何だったのでしょう。
絵馬と折角なので瓦修繕の為に一枚分寄付してきました。そのまましばらく天満宮の方とお話をしたのですが、こちらからは何も言ってないのに「かみちゅ!」の話題を振ってくるのですから驚きです。(笑)なんかそういうオーラを発しているのでしょうか(^^;
かみちゅ!イベントの話しや、痛んだ屋根の話し。修繕の為に建っている足場の話も聞けて、何でも2、3日前に組み始めたそうで、最終的には屋根の上位まで組まれるそうです。このタイミングで来てしまうあたりなんとも運が良いというか悪いというか。足場を組んでしまうと出せなくなってしまう正月用の道具等を出すのに大変なんですといった他愛もない話も含めて楽しい時間を過ごせました。

絵馬を奉納した後は隣の大山寺で昨日撮らなかった三枝家の縁側を撮ってみました。
【第02話「神様お願い」】

次に向かうはゆりえちゃん家方面です。前回は足と自転車の調子が悪かった為に断念した健二が自転車を乗り捨てる所までの自転車での踏破も達成し、そのままゆりえちゃんの家の前まで自転車で登りきりました。ここから先は傾斜がきついので近くに自転車を止めさせてもらいもう少し先へ歩きます。

何故ここへ来たかと言うと、理由はこれです。前回来た時には気にしていなかった為に見逃してしまった場所で、絶対ここだと思い続けてきた場所です。16話で健児とゆりえが自転車を乗り捨てる直前に通った場所です。
【第16話「ほらね、春が来た」】

この時点で12:00。今回こそは朱華園と意気込んで薬師堂通りまで戻ってきましたが既に長蛇の列。今回も諦めて他の店で尾道ラーメンを頂きました。(今日のお店はちょっと失敗でした)

再び尾道渡船で向島へ向かいます。目指すは兼吉の丘です。源さんと大和さんを見物したシーンの後ろに見えるギザギザの階段を上って行くのですが、途中民家の庭に入ってしまったり、みかん畑の脇を通ったり、草で埋もれそうになっている道を進んだりして何とか頂上に到着です。 そして在ったのがこの石碑です。真ん中の丸い石とその上に乗った祠こそ無いものの、両サイドの石は神様ご休息センターを思わせます。
【第02話「神様お願い」】

ここから撮った尾道の街がこれと、
【第03話「そんなつもりじゃなかったのに」】

これです。劇中の雰囲気を出す為に電車が通るのを待ってみましたが、どれが電車だかさっぱりですね(笑)
【第01話「青春のいじわる」】

丘を降りて次に向かうのがこの風景。今回の尾道旅行の本命です。劇中何度も出てきたこの道は15話で光恵がゆりえの忘れたチョコを取りに行く時にも倍率を変えて(もっとアップで)出てきます。なんともない田舎道なのですが何故か心惹かれるのです。
【第05話「ひとりぼっちは嫌い」】

今回この景色を探すにあたって、事前に地図であたりをつけて来ました。その根拠としてはゆりえの家は向島の東側にあると推測される為、その辺りでぐねぐねと蛇行した道をいくつか上げました。それが A地点B地点C地点D地点 です。

先ず向かったのはA地点。とても自転車では進入できないと判断し、北側の入り口付近に自転車を止め。徒歩で進入することしばし。早くも草やら半倒しになって道にまで掛かった竹やら藪やらで進路を塞がれ断念。蛇行する道にたどり着くことすらできませんでした。

仕方ないので気持ちを切り替えB地点へ進路を定めます。途中何回も栗の散乱する道をパンクの心配をしながら進み、辿りついたのは明らかに違う景色。小高い丘への道でした。薄々は気がついていましたがここまで来ると認めざろう得ません。そもそも蛇行した道というのは高い所へ上る為のものです。平坦な場所で蛇行した道を作る意味はありません。そうなると恐らく今回上げたポイントは全て山道でしょう。 しかしながら無駄と分かっていてもこの目で確かめずに諦めるのは私の性格上有り得ません。なのでC地点へ向かいます。

き、っきっついんですけどぉ〜、C地点。シャカリキ読んで無ければとっくに諦めてますよ。結局ここも違うと分かりましたが、D地点に向かう為にはここを上りきらねばなりません。途中休憩を入れつつ何とか上りました。

次は大橋を渡った先のD地点です。既に向島ではないので可能性は低いのですが、帰りのルートでもあるのでとりあえず向かいます。実は大橋を渡るのは今回が初めてで、なかなかいい気分です。(前回は写真を撮っただけで引き返しましたので。)で、辿り着いたD地点は予想通り違う場所でした。

後ほど良く映像を見ると道の右に広がる草は谷間に広がる林にも見えます。山間を山沿いに走る道と考えるべきでしょうか。未だ行っていないA地点の可能性も捨て切れませんが、今回捜索した地点から更に南にいい感じの山道を地図で発見。この辺は気になります。このシーンの場所については切に情報希望といった感じです。

さて、この時点で時刻は15:45です。未だもう少し時間があるので尾道駅まで戻り、昨日見つけることが出来なかったDVD1巻のイラストカードの場所と、同じくDVD1巻のジャケットの場所を探すことにします。
一時間ほど縦横無尽にはしる階段や路地を虱潰しに入っていきましたが、いやはやホント信じ難いほど立体的な街です。模型にしたらさぞかし面白いものが出来ると思います。路地事態は何処も彼処も絵になる所ばかりで大満足なのですが結局お目当ての場所は見つけることが出来ませんでした。

折角この辺を回ったということで撮ったのが書道部の部室のある屋上です。角度的には合っているのですが、実はもう少し低い位置からでないとバックの海は望むことが出来ないのです。今回は屋上の角度だけをあわせたものを公開です。
【第01話「青春のいじわる」】




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